庵治石には高い技術が必要。
最新機械と伝統技術の良さを最大に活かしています。

庵治石は硬質で、今でも加工を機械化できない工程があり、そのうえ加工技術や精度は高いレベルが要求されます。大川石材では、機械は最新のものを導入しつつ、昔からの優れた伝統技術を継承することで、互いの良さを活かした製品づくりを行っています。

手加工

 のみ切り仕上げ

profile3_03ノミを使用して、荒く平面に仕上げる方法で、ノミ跡の窪みに趣があります。1点1点の手加工であるため、技量によって違いがあります。現在最も難しく、高級な加工だと言えます。

 

ビシャン仕上げ

profile3_07ピラミッド状の突起の並んだ金槌で叩く、存在感ある仕上げ方法です。突起の数が16ヶ、36ヶ、64ヶ、100ヶの順できめを細かくでき、ノミよりも小さい凸凹がある表面になります。技術者が少なく、技量を必要とする仕上げです。

 

小叩き仕上げ

profile3_11両刃と呼ばれる道具を使用し、表面に横スジの刃跡を付けて仕上げる方法です。昔はビシャンの後の高級仕上げとして用いられました。平行に同じ深さの刃跡を一筋ずつ下から上へ丹念に叩いて仕上げていきます。

研磨

石材研磨作業の工程において当社では、品質と耐久性向上のため「砥石」研磨を採用しています。

研磨工程の数

「砥石」研磨は、基礎をしっかりと築く研磨方法です。丁寧に段階を踏んで仕上げる事で、石本来の美しさと、鏡の様に澄んだ艶、経年変化への強い耐候性が得られます。
当社での研磨は全8工程行っています。風化は1工程ずつ戻ると考えてください。
どれだけ丁寧に段階を積み重ねたかで、経年で差が出てきます。

研磨表面の電子顕微鏡画像

庵治石細目(最上級材0番)を本磨き仕上げした表面の拡大画像です。前工程の磨き残しスジ・摩擦熱による表面損傷が無く、きれいに磨けています。profile3_14

 

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